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ホロスコープを使う「西洋占星術」

  • 2008/12/08(月) 13:24:47

 西洋占星術は、
西洋諸国で発達してきた占星術の体系で、
生年月日と時刻から生れ持った才能や性格、
恋愛・結婚、仕事・金運など、幅広い内容に
対応することができます。
 依然として、女性を中心に絶大な人気があります。
 
 雑誌などでよく見かける十二星座を基にした星占いは、
西洋占星術を通俗化したもので、
内容はかなり大雑把なものが多いようです。

 占う方法は、
出生時に、太陽、月、水星など十の天体(惑星)が、
どのような位置にあったかをホロスコープに落とし込むのですが、
今では市販のパソコンシフトがありますので、
その作業自体はさほどむずかしいことではありません。

 問題は、ホロスコープに描かれた結果を、
どのように読み解いていくのかということです。
本格的な西洋占星術になると、極めて緻密で複雑ですので、
占い師にはそれ相当の知識と経験が必要になります。
 その意味では、単なるブームに便乗しているような占い師は、
避けた方が無難でしょう。

 また、最近では、心理占星術(アストロテラピー)が、
注目されるようになり、関連する書物も出版されています。
従来の西洋占星術に心理学を組み合わせたものですが、
明確な区別はできないと思います。
 あえて言うならば、心理学に基づくカウンセリングの要素が濃い
占いではないかと考えられます。

 標準的な料金は、最初の30分で3,000円~、
以後10分延長ごとに
1,000円程度が加算される場合が多いようです。

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中高年に馴染みの「易占い」

  • 2008/12/04(木) 19:50:16

 易占いは中国で生まれ、
「易経」と呼ばれる経典をもとにしており、
その起源は約六千年前までさかのぼります。

 夜の盛り場などで、道端に小さな机を置き、
竹の棒をジャラジャラと混ぜている易者を見かけたことがあると思います。
 今の若い人たちの間では、タロットや占星術などが主流となっていますが、
中高年世代にとっては、易占いは最もポピュラーな占術のひとつです。

 易占いでは、占いたいことを心の中で念じ、
50本の筮竹(細い竹の棒)を混ぜ合わせてから、左右の手に分けます。
これを2回やることによって、
8(8つの自然界の変化した形)×8=64通りの結果が
導き出されることになっています。

 易占いは、タロットと同様に、
生まれ持った性格や遺伝的な運勢を占うには適さず、
「この会社に就職すべきかどうか」といった願望の成否や、
結婚の吉凶、夫婦運、住居などの移動の良し悪し、
旅行の吉凶、遺失物の行方、病気占いなど、
目の前の具体的な事柄を占うのに適しています。

 なお、筮竹を使って占う方法以外に、
コインや八面サイなどを使った占い方があります。

 標準的な料金は、1件2,000円程度が多いようです。

若い女性に人気が高い「タロット」

  • 2008/11/26(水) 21:06:10

 若い女性に圧倒的な人気があるのが「タロット」です。
「輝く太陽」「骸骨の死に神」などが描かれたカードを使うため、
神秘的な占いというイメージが定着しています。
 
 占い師が黒い衣装をまとうなど、
エンターテイメント性が高いのも人気を支えている要因の一つです。

 78枚のカードには一枚一枚絵が描かれており、
それぞれが意味を持っていますが、
それをどのように解釈し答えを導いていくかについては、
決まりがあるわけではなく、占い師の直感や主観によることになります。

 したがって、
占い師によって並んだカードの読み方が異なることがあり、
占い師の経験や能力が、当たりはずれを左右することになります。

 四柱推命のように占いとしての理論体系が構築されておらず、
どちらかというと、インスピレーションがものを言う占いですので、
一生の運命というような長期的なスパーンではなく、
「この相手と結婚すべきかどうか」
「今の仕事を辞めるべきかどうか」というような、
さし迫った具体的な事柄を占うのに適しています。

 標準的な料金は、最初の15分で2,000~3,000円、
以後10分延長ごとに、
1,000円程度が加算される場合が多いようです。

 なお、最近では「霊感」と組み合わせた
「霊感タロット」に関する書物が出回っていますが、
実体はよく分かりません。

宇宙1

信頼度が高い「四柱推命」

  • 2008/11/26(水) 20:18:04

 中国で生れた
占術の王様的存在が四柱推命です。
生れた「年」「月」「日」「時間」の4つの柱を根拠として、
人の運命を推測すもので、
その的中率の高さは、世界的にも有名です。

 四柱推命では、生年月日と時刻から「命式」と呼ばれる表をつくり、
その表から人の運命を読み取っていくことになります。
 命式作成の基盤になるものは、
中国古来の「陰陽五行説」と呼ばれるものですが、
極めて専門的になりますので、ここでは省略します。
 
 占う内容は様々ですが、
人の一生を左右する基本的運命、性格(性質)、家族運、
健康、適職、金運などが主なものになります。  
 また、自分の命式と相手の命式によって、
結婚運(相性・恋愛・セックスなど)を占うことができます。

 さらに「大運」や「歳運」によって、
後天的な運勢(バイオリズム)を知ることができます。
 「大運」は、10年周期で変化する運勢を指し、
「歳運」は1年ごとに変わる運勢を指します。
 この波(リズム)によっても、今後の人生を予測することができるのです。

 なお、最近人気の高い「動物占い」や「天中殺」などの考え方は、
四柱推命から派生したものです。

 四柱推命は複雑で難解な占いですから、
キチンと占ってもらうには最低でも1時間はかかります。
 市販されている便利なパソコンソフトを使う占い師がいますが、
信頼度が高いとは言えないと思います。

 標準的な料金は、最初の60分で5,000~6,000円、
以後10分延長ごとに
1,000円程度加算される場合が多いようです。

 電話やメールで占うケースがありますが、
四柱推命の場合は、その信頼性の高さ故に、
対面式をお薦めします。

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「占い」豆知識ー運命は変えられる

  • 2008/11/26(水) 15:56:54

 根強い「占い」ブームが続いています。
女性向けの雑誌はもちろんのこと、その他の出版物などにも、
必ずと言っていいほど「占いコーナー」が設けられています。

 世の中が不透明さを増していますので、
「占い」にすがりたい気持ちはよくわかりますが、
一方では、人の弱みに付け込んだ悪徳商法によって、
大きな被害に遭うケースが増えていますので、気をつけたいものです。

 ところで、一口に「占い」と言っても、
世の中には実に多くの「占術」があり、
それぞれの起源や特徴、その目的などは大きく異なりますが、
一般常識として知っておいて損をしない知識をまとめてみました。

 まず、「人」を知る占いには、「命術」と「相術」があります。
「命術」とは、主として生年月日から人の運命や性質を占うもので、
代表的なものに四柱推命・西洋占星術・紫微斗数などがあります。
 「相術」は何かの姿や形から人の状態を占うもので、
よく知られているものに手相・人相・印相・姓名判断などがあります。

 次に、物事を知るための占いには、「卜術(ぼくじゅつ)」があります。
これは特殊な道具などを使い、
偶然に現れた結果から事態や事柄の成り行きを占うもので、
代表的なものにタロット・易占いなどがあります。

 風水や気学などはどちらに入るのかということになりますが、
これらは人や物事などを知るための占いではなく、
開運するための占いですから、
多少守備範囲が異なってくることになります。
 
 最後に、「霊感」ですが、
これは一切の理論や統計に依らず、
占い師の「霊感」という特殊能力だけを頼りにする占いであり、
霊感が本物であるかどうかは占い師本人以外誰もわかりません。
 「霊視」や「霊感治療」などにいたっては、
占いの範疇を超えるものだと思います。

 どの「占い」がよく当たるのかが気になりますが、
それを検証したデータは一切存在しません。
 ただ、より的中率を高める方法としては、
複数の占いを組み合わせることです。
 たとえば、命術の「四柱推命」と卜術の「タロット」、
相術の「姓名判断」と卜術の「易占い」といった具合です。

 また、占い師を見極める方法の一つは、
単に当たるか当たらないかのみを目的化せず、
「賦与された運命のもとで、今後どういう生き方をすべきか」について、
的確なアドバイスができるか否かだと思います。

 なぜなら、人は弛まぬ努力や信仰の実践などによって、
自らの運命をも変えることができるのですから…